設計部で6年ほどインパネ部品の設計経験を積み99年から開発課に異動になりました。新車のための部品を設計していくのとは、また違ったおもしろさがありますね。設計部では実際の製品化を前提に業務を進めていくのに対し、開発課ではまだ実現されていない部品や技術を新しく創り出していく仕事になります。
もちろん設計の経験があるとはいえ、初めはわからないことばかりです。そこで、インパネのコストダウンや軽量化、コンパクト化に貢献する新しい部品の開発で先輩のサポートを受けながら開発に関する一連の流れをひと通り経験。その後は、すぐ一つのテーマを任せてもらえるようになりました。


これまで担当したテーマのなかで、一番印象に残っているのがシームレスエアバッグの開発です。通常のクルマのインパネでは、助手席のエアバッグを装着したところに別のパネルがはめ込まれていると思いますが、デザイン性を高めるためにこれを一体化しようということになったのです。実際にシームレスのインパネを試作してエアバッグを装着、展開させる実験を行うことで開発を進めていくのですが、なかなか思ったようにエアバッグが開いてくれず試行錯誤の連続。しばらくは寝ても覚めてもエアバッグのことが頭から離れませんでした。
皆で知恵を出し合ってエアバッグがうまく開いた時は本当にうれしかったですね。

テーマ設定どんなテーマの開発にチャレンジするか、チームで検討会等を開いてテーマと担当者を決める。

図面作成担当者がテーマに沿った部品の設計を担当。図面等を作成する。

解析作成された図面をデータ化してCAE(コンピュータ解析)にかけ、うまくいくかどうかをシミュレーションする。

試作CAEである程度の結果が出たら、モデリング機器などを使って実際に試作する。

テスト評価試作した部品を各種実験でテスト。試行錯誤を繰り返しながら、新しい部品や技術を開発していく。







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