入社を決めたのは、大手自動車メーカーのTier-1（一次請け）として製品をつくっていることに大きな将来性を感じたから。現在は、生産現場で求められるシステムの開発や改善を担当しています。例えば、現場から「この部品、こんな品質チェックがしたい」という要望があれば、その要望を満たすシステムを設計・開発します。当社の製品製造に合ったシステムで円滑な生産活動を支え、高効率・高品質を実現していく仕事です。

入社１年目に九州のグループ会社シーゲルに先輩と出張しました。目的は、自動車メーカーの新車種製造に伴い、新規内装部品の生産システムを組み上げることでしたが、正直「知識が少ない自分でいいのかな？」と緊張したのを覚えています。それでも現場の皆さんと一緒に汗をかいてシステムを立ち上げ、最終的に各工程を円滑に回せたことは大きな自信になりました。入社数年の若手でも即戦力になれる。そんな実感がわいた出来事でした。

この仕事で大事なのは、まず現場を知ること。現場の意見やニーズを共有し、すり合わせを行うコミュニケーション力も必要です。今思えば九州出張も「どうものづくりをしているのか」を学ぶことが一番の目的だったのかもしれません。現場に合ったシステムを構築する中で「作業が楽になった」「品質が良くなったよ」と、現場で作業する人たちから声をかけられるのは嬉しいものです。仕事の楽しさ、やりがいを感じる瞬間でもあります。