自動車業界は大きな変革期を迎えていますが、内装や外装の製品ニーズは変わらないと思ったんです。人目に触れるものをつくっていることにも魅力を感じ、入社を決めました。実際、2年目で担当した外装部品が新車種とともに市場に出たときは達成感でいっぱいになりました。走っている車を見れば分かるんです。今でも自分が設計したものが完成車の一部として世の中に出回り、その車が世界でどんな評価を受けるのか、ワクワクします。

設計しているのは、バンパーのカバー、ライト周りに付くカバーなどが中心です。3DCADを用いた図面作成、解析ソフトを使った形状や強度の検討、試作を行い、生産データとして具現化していきます。実は外装部品は表側より、裏側の情報の方が多いんですよ。裏側の組付け方、それを実現する金型の構造など想像以上に深い世界、面白い仕事です。部品製造に一貫してかかわり、生産性や品質を左右するものづくりの大黒柱でもある仕事です。

社員の平均年齢が低く、若い人が多い会社です。職場ではあちこちから明るい話声が聞こえ、活気を感じます。チャレンジしたいことに、「それいいんじゃない」「やってみなよ」と上司も背中を押してくれるのでやる気が出ます。若手の突拍子もないアイデアが新しいものを生むってこと、ありますよね。若い力を生かしたクリエイティブな発想でもっともっと魅力的なものづくりを考え、しげる工業の未来を創造していきたいと思っています。