自動車内装部品の製造に携わっています。インジェクション成形された樹脂部品を組み立て、一つの製品にする工程です。実は兄もしげる工業に勤めていて、私が入社したのも日頃から職場の話を心地よく聞いていたから。ものをつくる仕事も面白そうでしたが、先輩や上司のことを話す様子に「いい人多いんだな」「働く環境がいいんだな」と思ったんです。実際、私の職場も年齢に関係なくみんな仲が良くて、働きやすさを実感しています。

入社して約２年。仕事にはだいぶ慣れました。でも全てが順調だったわけではなく、品質不良を出す失敗など気落ちする経験もしました。そんなときに元気づけられたのは上司の言葉です。「やってしまったことは仕方ない。これから出さないようにしよう。ここから学んで前向きに頑張ろう」と言ってくれ、失敗を成長の土台にすることができました。最近は褒められることも多くなり、少しずつやりがいを感じられるようになってきました。

今では安全面や品質面だけでなく、生産効率を考えた業務に取り組めるようになり、生産性の向上を目指した社内活動で意見を出す機会も増えてきました。例えば、現場の無駄な動作に気づいて改善案を出したり、作業のやりづらさを意見として上司に上げたりなどです。私の提案が工程時間の短縮につながったこともあるんですよ。これからも主体性を持ってものづくりに携わり、生産環境のブラッシュアップに貢献していきたいと思います。