お客様と一体となった開発がTier1の醍醐味
シート開発部 シート開発課 K.N
先行開発、量産開発、量産対応が
仕事の柱

新しい製品分野にチャレンジし、自分の能力を高めたい。そう思って異業種メーカーから転職しました。現在は、ショベル、トラクター、フォークリフトなど産業機械の座席を設計しています。少し先の市場を見据えて新たなアイデアを盛り込む提案型の“先行開発”、お客様の仕様に沿って量産化に向けた設計を行う“量産開発”、日々の大量生産でコスト・効率・品質の課題と向き合い、解決する“量産対応”の3領域から仕事を進めています。

「よく頑張ってくれました。120点です」

心に強く刻まれた先行開発があります。乗る人の快適性を高めるため、産業機械では画期的な新機能を追加し、それに伴うキャビン内のレイアウト変更、シートの小型化が求められた案件でした。開発日程が厳しい中、目標値の達成まで何度も試作を繰り返し、多くの課題をクリアしたことを覚えています。納品時、「この短納期でよく頑張ってくれました。120点です」とお客様にかけていただいた言葉は今でもモチベーションになっています。

お客様と一体となって製品を
つくり上げる

この仕事の魅力は、完成品を製造する建機メーカーと専門部品メーカーである私たちが一体となって製品をつくり上げることです。お客様と目的を一つにして、次々と出てくる課題を一緒に乗り越え、カタチにしていく。技術に関する議論を重ね、私たちからも積極的に提案して開発レベルを上げていく。そんな面白さ、楽しさ、大変さがあります。Tier1のものづくりの醍醐味なのかもしれません。だから製品が市場に出るときは感無量です。

MESSAGE
メッセージ

産業機械用シートの市場拡大を目指したい

お客様である建機メーカーと想いを共有し、産業機械を実際に使うエンドユーザーに喜んでいただけるシートの開発を目指しています。いわゆる“働くクルマ”である産業機械を見かけると、どの座席にもしげる工業製のシートが搭載されているという風景を創っていきたいと思っています。